「AffinityとIllustratorだと、どっちが良いの?」と悩んでいませんか?
2025年10月のCanvaのアップデートで、Canvaに買収されていたAffinityが無償化されました。

買収でどうなるかと思っていたけど、この展開は本当にびっくりだった…!
Affinityは、言ってしまえばIllustratorのような制作ができる低コストのデザインツール。
それが、無償で使えるようになったことで、改めてAffinityについて気になっている方が増えているようです。
そこで、この記事では、AffinityとIllustratorの両方を業務で使用している私が、各デザインツールの使い勝手やお仕事への影響をご紹介します!
- AffinityとIllustratorの違い
- 仕事で本当に使えるの?
- あなたにはどっちが合っている?
このような観点で見ていくので、ぜひ読み進めて参考にしてくださいね。
AffinityとIllustratorの違いは?まずは基本を整理

冒頭にも書きましたが、Affinityは、Illustratorのような制作ができる低コストのデザインツールです。
aiデータの作成はできませんが、svgやepsといったレイヤー構造を持つ画像データを出力することができます。
ちなみに、元々は「Affinity Designer/Affinity Photo/Affinity Publisher」と3つのツールに分かれていました。
無償化後は、それらを1つのツールでまとめて操作できるようになり、「Affinity」としてダウンロードできるようになっています。

前はそれぞれ立ち上げないとだったから、それも便利になったよ!
一方で、Illustratorは業界標準と言っても過言ではないほど、デザイン業界で長い間多くの人に使用されている王道のデザインツールです。
サブスク型(年払い/月払いの課金)で利用できますが、その料金が高く、私もその出費に悩んでいるうちの一人です…。
AffinityとIllustratorを比較!イラレとの4つの大きな違い

それでは、具体的にAffinityとイラレの違いについて、以下4つの観点で比較していきます。
- 料金
- 操作性
- 対応環境
- 互換性
上から順に詳しく見ていきます。
料金:サブスク地獄か、Canva連携での無料使用か
まず、ここが一番気になるところですよね。
Illustratorはサブスク型で毎月5,000円ほど、年間で約6万円の使用料がかかります。

多少お仕事もらってますが、それでも未だに高すぎると思っています…。
一方、Affinityは元々「買い切り」が魅力でしたが、2025年のアップデートでさらに状況が激変しました。
Canva社との連携強化により、Canvaユーザーなら(Canvaアカウントがあれば)無料で使えるようになったのです!

私は買い切りで購入済みだったので、今から使う人が羨ましい…!笑
依然サブスクリプション型でまあまあな月額がかかるIllustratorと比べると、コスト面はもう完全にAffinityに勝負あり、という感じになります。
操作性:ベクター・画像・ページ物が1つのアプリで完結
Affinityを使っていて一番感動するのがこれです。
きっちりとしたチラシを作るときは、イラレで素材を作り、フォトショで写真を切り抜き、インデザでチラシに配置して…と、ツールを行き来しての作業が当たり前です。

PCのメモリも取られるし、面倒くさいし…、でもそれしか方法がないという感じ。
でもAffinityなら、1つのツールでまとめて作業ができてしまいます。
画面左上のアイコンをクリックするだけで、ベクター編集モードから写真編集モードへ瞬時に切り替わりますよ。

これは本当に、作業効率が爆上がりすぎる…!
対応環境:AffinityはiPadに未対応(2025年11月時点)
これはかなり大きいんですが、残念ながら無料になった「Affinity」はiPadに対応していません!

買い切りのときはiPadでも使えたんだけど、無料版Affinityだと今は使えないみたい…
デザイン業でiPadのみを使って作業している人は、結構いるはずです。
誠意対応中のようですが、とにかく今はiPadだとAffinityは使えないため、iPad環境のみ=Illustrator一択という感じになります。
AffinityとIllustratorの互換性は不十分!aiファイルで書き出しならイラレ必須

仕事で使う上で、一番怖いのがここです。
私は以前、クライアントから「イラレ形式(ai)で納品して」と言われて冷や汗をかいたことがあります。
結論から言うと、Affinityはaiファイルを「開く」ことはできても、「完璧に編集」したり「ai形式で書き出し」をしたりはできません。

“開ける”と“編集して保存できる”は別物!
開いた瞬間にレイヤーが勝手に統合されていたり、アピアランス(効果)が消えていたりする…なんてこともザラにあります。
自分だけで使うなら自己責任なのでOKですが、他の人とaiデータをやりとりするときは、必ずIllustratorで操作するようにしましょう。
AffinityとIllustratorだと結局どっちがいい?タイプ別のおすすめ診断

ここまで読んで、「なんとなく自分はこっちかな?」と浮かんできましたか?
Affinity向きの人とIllustrator向きの人について、それぞれ改めて見ていきます!
Affinityがおすすめなタイプ(コスパ・個人)
私が胸を張ってAffinityをおすすめしたい人は、こちらの人たちです。
- 他者とaiデータのやりとりをしない人
- 毎月の固定費(サブスク代)を削りたい人
- 主に自分が運営するコンテンツで使用する画像を作る人
ちなみに、代替ツールへの変更を受け入れてくれそうなら、aiデータをやりとりしている相手にAffinityを提案してみるのも一つですよ。

お互いの固定費が減るから、Win-Winですんなり話が通ることはゼロじゃないよ…!
Adobe Illustratorがおすすめなタイプ(ai納品必須・iPad)
逆に、以下のような人は、Adobe Illustratorがおすすめです。
- ai入稿が必須のクライアントがいる人
- 作業環境がiPadのみで、それ以外の環境がない人
- デザイン業界でガンガンがんばりたい人
無料化でAffinityが再注目されていますが、現場の共通言語はまだまだIllustratorが完全に優勢です。
特にチームで動くときは、一人だけAffinityだとデータのやり取りで迷惑をかける可能性があります。

そもそも仕事の話が振られない、なんてことも…
業務で必要ならそれは「仕事のための必要経費」なので、割り切ってIllustratorを購入しましょう。
CanvaやGoogleスライドでの作成経験のみなら、まずはAffinityがおすすめ

ちなみに、AffinityとIllustratorのどちらも使ったことがないという方は、まず無料のAffinityで画像を作ってみるのがおすすめです!
Illustratorもお試しはできますが、無料で使えるのが7日間なので、何も知らない状態で触ると焦るだけで終わりがちです。

貴重な7日間が焦るだけなんて、もったいない!
なのでおすすめが、ストックイラストサイトに登録するようなイラスト素材を無料のAffinityで3~5枚作成してみることです。
- 鉛筆ツールで素材を作る
- レイヤーとグループを使い分けて作る
- ノード(アンカーポイント)を操作して、オリジナルの図形を作る
- シェイプビルダーツールでオリジナルのシェイプを作る
- 文字をカーブに変換(アウトライン化)して、縁取りの装飾を施す
イラスト素材づくりは、実際に作成に必要な基礎が身につきます。

私もAffinityを使ってからIllustratorを使い始めたけど、かなりスムーズに移行できたよ!
貴重な無料期間を有効活用するためにも、構造化イラストデータ作成が未経験の人は、まずAffinityを触ってみてくださいね。
まとめ:自分の制作スタイルや経験に合わせて選ぼう!

この記事では、AffinityとIllustratorについて、実際に両ツールをお仕事に使用している私の経験からまとめました。
- Affinity:コスパ最強、写真加工・イラスト作成の両方が可能、本格デザインツールの未経験/初心者向け
- Illustrator:業界標準だけど高コスト、aiデータ納品や作成環境がiPadのみの人は使用必須
aiデータ納品が必要だったり制作環境がiPadのみだったりするなら、今のところはIllustrator一択です。
ですが、「png納品です」「パソコンで作業しています」ということならAffinityでも十分作業ができますよ。
この記事を読んでAffinityとIllustratorのどちらのツールにするか決めて、どんどん作品を作っていってくださいね。

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